お知らせ

2026.07.18.80↑

施設長「そういうわけで、がんばっていかなあかん、がんばっていかなあきませんって話ですよ」
担当者「言うたって、何をがんばりますのん、いっつもいっつもしんどいしんどい言ってますやん」
施設長「だからさ、そろそろまた、あの時期になったわけよ、だもんで栄養士が言うこと聞かねえ聞かねえ」

担当者「あの時期って、だいたいあなたが勝手に決めてますし、なんだったら皆さんによろこばれてるかどうかも分かってないでしょ!? 測定するものがないんだから」
施設長「え、そうなの、それホント?」
担当者「一部ではゲリラ炊き出しって言われてますよね(笑)、告知も何にもしないで勝手にやるもんで」
施設長「それは聞かなかったことにする。しかしねキミ、なんで栄養士がこの仕事を億劫がるのか全然分かんないのよね」
担当者「それは自分の胸に手を当ててお聞きなさい」
施設長「……穏やかな鼓動だけ、だな。なんだったらサンパチマイク挟んで隣り合わせのキミが近いもんだから、ちょっとドキドキしてるかも」
担当者「ワレ何言うとんねん、板場の漫才師か! そんなことはともかくとして、職員に還元っていろいろ方法があると思うんですけど、それを食べ物で提供するかってこと、労力が大きて費用対効果も不明なこと、職員側が職場に求めてるものにマッチしてるかということ、栄養士が言いたいのはそういう話でしょ? ただでさえ経費削減って言ってるんだから、あなた自身が」
施設長「いくら何でもワレ~って酷ない⁉ 久しぶりに耳にしたけど、ここは十三か?(笑)。いやいやでもさ、ひとり換算で300円くらいでなんとなくラッキーみたいな感じになるなら無駄じゃないだろ、みんながんばってくれてんだから。それにさ、例えばあたしが手作りでフェルト人形作ったって、かわいいだけじゃダメですか……ってテヘペロするくらいしかないもん。だからさぁ、“前回より今回の方が美味かった”って言われてナンボの話だぜ」
担当者「栄養士からしたら、自分はそこには無関係だと思うでしょうね」
施設長「だって食べ物作るのに栄養士抜きでやったら、ただのジジイの料理教室じゃんか。衛生上もよくないし」
担当者「だけど、あの人は利用者に対する栄養士ですからね。施設が職員に何かを還元するための栄養士ではないという悲劇的事実があるでしょ? やりたきゃあんたひとりでやれといつ言われてもおかしくない」
施設長「やれるわけないって。何につけてもみーんなのおかげさまでやっと形になってるんだから、こっちは」
担当者「前施設長の口癖をネタにしない方がいいんじゃないですか。で、今回のメニューは何なの?」
施設長「今回は栄養士のアイデアで即決した、ホットサンドだね」

担当者「何食作るんすか?」
施設長「当日出勤者とそのお子ちゃん、業務委託スタッフに今回は当日面会予定の家族も……だから……80くらい?」
担当者「勤務形態や所属がなんだとかっていうのを前提にしない志はアレだけど、結局あなた、調理は担当するけど人に届けさすよね、いつも。栄養士がしんどいって言うのはそういうトコじゃないスか?」
施設長「あのさぁ、行事の挨拶とかさぁ、そういうので前に出たがる権威主義なド昭和親方の時代って、とっくに終わってるんだよ。オレなんかスタイリッシュな令和型を目指してるから」
担当者「令和型って、来年度で定年なのに何処がスタイリッシュやねん!!!」
施設長「やかましわ、それにだよ、配りに行ったら、みんな嫌でもお礼言わなくちゃならなくなるじゃん。そういうことじゃないんだから」
担当者「だからって何もしないんじゃ、ただのやりっぱだからね。とにかく、栄養士大事にしてやった方がいいんじゃないですか、私が同じ立場なら“パワハラだ”って騒いでボイコットしてますよ」

施設長「そうなの? でもアレだよね、あんたもなんだかんだホットサンド食べるんだろ?」
担当者「そりゃ当たり前だっつうの、こちとら二人前でもいいくらいじゃい!!!」
施設長「ガッデーム!」
担当者「もうやってられへんわ、See you~」

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