勇太渡辺のケーキのいい話
物価高騰の折、お誕生日祝いに購入するケーキもなかなかなお値段になってきつつあります。
もちろんもっとリーズナブルな価格で入手できるお店がないわけではありません。だけど、この御用達店にこだわるのはやっぱ季節季節で異なるケーキがあったり、自分たちスタッフから見ても水前寺清子……いや垂涎な、めちゃウマそうなケーキだから。
これまで、利用者の皆さんのお祝いケーキは個人負担ではなく予算編成時にみなさんの教養娯楽に資するものとして計上しているものから支出しています。これから先もそうするつもりですが、お一方あたりのケーキ代としては500円で予算を見込んでいるのです。しかし、最近は600円に手が届きそうなケーキも少なくありません。金額面だけを見ると、もうスタンダードなショートケーキかプリンくらいしかなかったり。
ある日、買い出し担当のふたりの職員がこんなことを話していました。
「年イチの誕生日にみみっちいコト言うのやめよーよ。ひとり50~60円のオーバーで潰れるようなら、もうとっくに傾いてるジャン」
最近、千葉県内でも老人ホームが崩壊……とかってニュースで報じられたりしていますが、当苑のような介護保険施設ではございません。
うちは職員にちゃんと払ってますからご心配無用でございます。予算はオーバーしましたが、これからも”Patisserie Quinzeheures"とはズブズブの関係でやってまいります、どうぞヨロシク。