お宝DEエンド・パイレーツ
シルバーウィークに実施した動画の公開に関して、「自宅で視聴できない」という連絡を頂戴した御家族に、面会時に苑内で御覧になれるように機会を設けました。
これまで、何度か動画の配信についてはお知らせをしています。
「間一髪」
「生配信中」
「荒ぶる連休」
「試写会開催!」
「運命のガイアメモリ」
「ビデオスターズの刺激」
悪天候のシルバーウィークになるなら視聴数は上がるかも……と目論んでいたら、想像を超える悪天候でそれどころではない数日間。結局、今回の来苑視聴も含めても、視聴アクセス数は15にも満たない結果でした。
実際に御覧戴いた皆様からは、あれやこれやと御意見はあろうかと思いますが、ここまでの更新で、多少盛ったとしても(盛ってたの!?)三週間以上の時間を費やして製作した90分+30分の作品。
ひとり仕事でなんとか完成させて、定員合計で145の事業所にして15アクセスに満たなかったというのは、10%程度の需要しかなかったということになると、費用対効果……いや労力対効果を考えたら、今後の継続の必要性があるかという意見は噴出します。
※もしかしたら、この広報だって同じようなものかもしれませんが(笑)。
それでも、継続はしていくべきだと考えているのです。
元より労力の殆どはひとり仕事なので、担当できる限りは、誰かに過剰な役割を押し付けて成立させているものではありませんし、出来上がったものはレガシーとして残す価値もあると思っていますから、視聴数が更に低くなったとしても続けることには意義があります。
例えば、当苑では食事の献立を館内放送でアナウンスしています。
壁新聞も担当制で作って貰っています。
選択食も実施しています。
「放送なんかほとんどの人が聞いていない(あるいは気にしていない)」
「壁新聞も誰かの目に留まることは少ない」
「利用者全員に選択食の説明をしながら聴き取って回るのは、御自身で判断できない方もいて、本当に意味があるのか分からない」
そういう声も上がるかもしれない。
だからといって失くしてしまうことは簡単だし、それは業務の合理化やスタッフの効率性重視には貢献できるかもしれません。
でも、引き換えに日常の起伏や文化といったものは、一度手放してしまうとなかなか取り戻すことが出来ません。
それはあってはならないと、一部現場判断で中止となっていたものも、半ば強権発動で再開してもらって、今に至ります。
これは現場の理解(感謝!!!)があってこそ、成り立っているわけなのですが。
せめてこういうことくらい……いや、だからこそ大事にしなければ……というのを現場には遺したい。
その願いは、決してエゴイズムではないと信じたいです。
「本当の宝物は光を失うことはありません」
ロックシンガーの川村カオリ嬢が早逝した際に、親交のあった水谷 豊が詠んだ弔辞の一節。
川村カオリという人、そして彼女との巡り合いを彼は宝物と表現し、そんな彼女がいなくなっても宝物がなくなったわけではない……と気持ちを表しました(と解釈しています)。
「お宝は決して失われてはならない」
こちらは、母が息子に送り続けたにもかかわらず、長い間一度も手元に渡ることがなかった届かぬ手紙を“失われてはならないお宝”と論じた映画「仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の名台詞。
実はどちらも、介護福祉士養成校の講義で使っている鉄板ネタなのです。
※介護福祉士養成に川村カオリ×水谷 豊や特撮ヒーローが登場している点については別論議でお願いします。
その人にとって宝物であるかどうかということは、本人がその価値を理解して保持しようとしているかや、その認識をしているか、評価しているかとは別の問題だ……ということを、この鉄板ネタで話をしているのです。
今回述べてきた、我々が“大事にしようとしているもの”が、利用者のみなさんにとっても価値があるのかは分かりかねますが、こういうことを大事に考えられないなら、もっと大事な宝物までいつか失われてしまうのでは……と考えています。
「カッコいいことすると、後でその三倍苦労する」というのはレスラー、天龍源一郎の現役時代のセリフ。
だから沈黙する……ということって多いのかもしれませんけど、宝物にはこだわりを持っていたい事業所でありたいし、そんな現場であって欲しいと願っています。




