お知らせ

むずかしいニホンゴ

始めた時は構造改革特区、EPAのはるか前の話になります。
あの時は法人の中でも物凄い反対されたナー、「外国人採用なんてけしからん」って(笑)。
別に実務を担当してただけなのに、こっちに八つ当たりみたいに。

あれ、パワハラだったんじゃない⁉
遡及して申告したら勝てるのかどうか、人権派の弁護士と相談した方がいいでしょうか……な昨今、外国人は全介護スタッフの40%近くに増え、導入に関わった担当もかなりの老害になって参りました(笑)。
これだけ外国人が増えると、家族との対応(面会時の御家族とのやり取り)や苑内の一斉放送などを彼ら彼女らが担う場面も出てきます。
先日も新採職員と特定技能の外国人スタッフが、緊急一斉放送の練習をやっていました。

そんな場面で勃発するのは日本語読解問題。
ニホンゴむずかしいネ 勉強中ナノデス
介護福祉士国家試験の外国籍受験者総数は複数の資料を総合する(単純に外国人受験者という括りだけの統計資料がないのはとても不便です)と17,000人弱、合格者は5,500人強と言われています。
その国試問題は専門知識が薄くとも、日本語読解力があれば解ける問題が少なくありません。
そこを落とさず得点を積み上げていくことが大事と指導してきた中で、その日本語の読解に関わる根源的問題が現場で生じました。

「肉みそうどん」がこの日の献立。

しかし、これは“肉+みそうどん”なのか、あるいは“肉みそ+うどん”なのか。
これ、どう伝達されるかによって、想像される味は全然ちがってきます。

ヒト-ヒト間でやり取りされるメッセージの理解は、言語そのものよりも、準言語(筆跡や音や抑揚、発語の速さ)+非言語(表情、身振り、服装など)に頼る部分が大きく、一斉放送ではその非言語部分が活用できません。
献立紹介のアナウンスを準言語コミュニケーションのみで、どのように、“肉+みそうどん”か“肉みそ+うどん”であるかを伝えるか……。

献立表に記載している「肉みそうどん」という文字、「理解言語」として認識したそれを、どちらのうどんなのか確認して、「表出言語」として不特定多数にアナウンスする……というのは、外国人でなくても難しい芳本美代子ミッションです。
だって、どっちのうどんなのかは、検食した職員じゃないと分かりません。
どちらかだと献立に説明が書いてあるわけじゃないですからね。

結果としては、恐らく“肉みそ+うどん”であっただろうことが画像から判明しましたが、当日の混乱はどうだったんでしょう?
うどんの画像しかない中で、ここまで膨らませてupしてみましたが、いかが?
そして、こうして、ちょっとアカデミックな話をすることによって、「うどんに餃子をつけるとは何事? 冒涜的所業では⁉」というみなさまの気づきをかわそうと必死の対応を図っている……ことも御理解戴けると幸甚です(笑)。

管理栄養士へのナイスフォロー、これぞ有機的連携ってヤツであります。

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