レスキュー魂ふたたび!
来月1日から防災月間となります。
8月の日向、神奈川の地震もびっくりしました。
その直後に5年前の暴走直撃台風再来か……という大災害ラッシュ!?
5年前を皆が忘れなかったこと、防災意識の高まりから甚大な被害は及ばなかったようですが、これが災害に対する過小評価、楽観視に繋がらないように防災意識を常に高く持っている必要がありますよね。
当苑も毎年9月は総合防災計画見直しの月です。
施設長は東海沖地震がずっと騒がれていて防災訓練が本格的だった静岡県での生活があり、千葉県高齢者福祉施設協会の災害対策委員を務めていますが、国や県から示されているBCP(業務維持)計画は、発災7日後にはライフラインが復旧、物資の補充も再開となるような想定で検討されています。
しかし、当地が震源直下であったり、首都圏が大きな打撃を受けるような激甚災害の場合では、たった7日間で業務が完全再開するのが困難であろうことは本年1月の能登の地震でもはっきりしています。
応援や復旧の見込みが立たない中でもしばらくを凌ぐしかない……。そんな状況下でも利用中の皆さんに対して施設機能が最低限度対応できるものでなくてはいけません。
公的な福祉避難所としての機能も持つ当苑を最大限に活用した防災計画、業務維持計画の見直しが必要になることでしょう。
今回の画像は、東日本大震災の時に受け入れていたJPEPA第一バッヂの候補者、発生直後の様子です。
※この日、ふたりの外国人スタッフは公休で自宅アパートにおり、筆者(当時の担当者)が安否確認に訪れた際には怯えていました。
母国で地震経験のない方たちなので、余震も大きいため数日間施設に泊まって不安を軽減させました。
その日の夜、唯一界隈で通常営業していた定食屋「藤」さん(現在は閉業)で、一緒に生姜焼き定職を食べたのを今でも覚えています。
※さすがに他に訪れる客もなく、お店のおかみさんには大変良くしてもらいました。
その他の計画停電によるJRの大幅減便を証明する画像や余震を知らせるメール画面なども見つかりました。
これらのエピソードは、施設長が講師を務める中央介護福祉専門学校「人間関係とコミュニケーション」のカリキュラム内でも使われています。
その際に用いられているBGMはこちら
こちらはコロナ禍前になりますが、菜の花苑が位置する神納4181-20を管轄する橘西分区の皆さんをお招きして「福祉避難所」が開設された場合の機能説明や非常時備蓄食の試食などを体験して戴いた際の画像です。
これらはお湯を用いずとも水で調理できる非常食です。
現在非常用備蓄食2000食、飲料水1260ℓを備蓄しています。
以前の記事にあるように当苑は能登の震災に千葉県DWATに隠し玉を送り込んでいます。
有事の際にはこれらの機能を駆使できるように準備をして参ります。