研修体制について③
駐車場の桜が盛りを過ぎた頃、新人研修が本格的になってきます。
同法人の袖ケ浦菜の花苑のウェブサイトにもありますように、法人全体では新人研修をリモートで行います。
それ以外にも各施設でそれぞれの研修が行われていきます。
「とにかく現場に入って、先輩の背中を見て覚えろ‼」というようなことはしません。
しっかりと基本から学べるように、手厚いプログラムを準備しております。
ただ、座学だけではピンとこないことも多々あります。
そこでいつもこの時期には実際に高齢者の疑似体験をしてもらっています。
富津市役所にあります富津市社会福祉協議会。
毎年こちらで高齢者体験セットをお借りしています。
先ずは装着。
これがなかなか大変です。
膝と右ひじの可動域制限。
腰の曲がり。
視覚と聴覚の低下。
それらを強制的に再現します。
そしてそのまま外へ。
相方は介助をする側の体験もできます。
普段は何気なく歩いている道や段差もひと苦労。
戻ったら選手交代です。
最初は余裕なんです。
最初は。
ずらずらと出発。
最終コーナーでは数馬身の差がついてしまいました。
短時間の体験でも高齢者の大変さを実感できたとのこと。
その状態がずっと続いている高齢者のケアに活かしていけるよう、先輩たちも支援していきます。