やっぱり縁(へり)が面白い♪ つつじ苑の仲間たち・ミノムシ
※今回も虫が苦手な方はご注意ください。
つつじ苑の土地は周囲より一段高くなっています。
敷地と歩道の縁(へり)、高低差のある腰の高さくらいの壁に目に止まるものがありました。
拡大してみます。
画面中央の白く見えるもの。
そう、ミノムシです。
ご存じの方も多いとは思いますが、ミノムシはチョウ目・ミノガ科の幼虫です。
もぞもぞと動きながら小さな顔を見せてくれましたが、私では種までの同定はできませんでした。
40代以上の方であれば子どもの頃にカラフルな紙の中に入れて、きれいな蓑を作らせたりしたこともあるのではないでしょうか。
当たり前にいたひと昔前に比べ、今はほとんど姿を見ることができません。
1990年代からオオミノガヤドリバエという寄生蠅が入ってきたことによって、激減してしまいました。
このまま無事に育っていくことを祈って、見守っていきます。
自然を観察することは、介護職のメンタルケアや感性を育てるために有効と言われています。
例えば認知症介護研究・研修センターでは自然観察会を実施し、以下のように報告書なども作られています。
実際に自然に触れた後は、唾液検査でストレスが低減していることも確認されています。
つつじ苑の周囲にはオオクワガタやミノムシが生息できる豊かな自然が広がっています。
その気になりさえすればその恩恵にあずかれる恵まれた環境なので、享受いたしております。
下記リンクは認知症介護研究・研修センターのウェブサイトです。
DCnet
認知症ケアに関する有益で信頼できる情報や、スキルアップに役立つ内容などにも触れることができます。
おまけにセンター紹介動画には少しですがつつじ苑も出ております。
サイトへ行って上記の赤枠をクリックすれば動画が再生されます。
よろしければご覧ください。
さて、つつじ苑の駐車場にも足を運んでみましょう。
桜の樹も実をつけています。
ここでも幹に気になるものが…。
ナシアシブトハバチの幼虫です。
鮮やかな黄色をしていて、正面から見るとけっこうかわいいんですよ。
イモムシと言えばチョウやガの幼虫と思いがちですが、こちらはハチの幼虫です。
成虫はスズメバチにそっくりになります。
本来であれば写真のように昼間は葉っぱで丸くなり、夜になると活動を始めます。
今日は明るいうちから動いている姿を見せてくれました。
花が散ると注目が薄れる桜の樹。
それでも近くに寄って見れば、しっかりと生命の営みが続いていることに気付けます。
毎度毎度、虫が苦手な方には申し訳ありません。