研修体制について⑤
新人研修はまだまだ続きます。
本日の予定は「危険予知」から始まり「入浴」「認知症」「不適切ケア」と続きます。
受講する職員も真剣に聴いていますが、実は講師も緊張しています。
なぜなら役職のついていない一般職員だからです。
さつき会の理念に「人材の育成に努め」という一節があります。
つまり、全職員が相互の成長に関わる責務があるということです。
その一環の具体的活動として、つつじ苑では一般職員にも新人研修の講師・運営をお願いしています。
もちろん不慣れなところはありますので、リーダーや役職者がサポートに入り、新人の学びに偏りがないようにフォロー。
ガウン着脱の記事と重複しますが、教えることによって教える側も成長できます。
今後も役職者やリーダーだけでなく、全職員が育成へ関われるような仕組みを考えていきます。
入浴は実技も重要。
業務的な動きだけでなく、体験することによってご利用者の気持ちも感じてもらうことが目的。
認知症の研修は3回目です。
とても重要な単元なので、数回に分けて何度も伝えていきます。
台本に添って役割を演じることで様々な立場を体験する、ロールトレーニングも行います。
介護施設では原則行うことのない「身体拘束」の講義。
身体拘束用具である「つなぎ服」と「ミトン」の着用を体験します。
なぜ身体拘束を行ってはいけないのか。
論理的な根拠だけでなく、着用による心身に与えるマイナスな影響を体験として学んでもらいました。