『スイトルボディー』
本日、とある商品の紹介がありました。
世界初となるオールインワン型の介護洗身用具「スイトルボディー」というものです。
開発したのは台東区にあります株式会社シリウス。
高齢者の増加、介護職員不足、介護職員の高齢化を見据えての商品です。
特徴は以下の通り。
1. 液だれしない湿式吸引アタッチメント。
2. お湯(38℃~42℃)・ボディクリームソープ自動噴霧システム。
3. 清拭・汚水・ボディソープタンク内蔵オールインワン設計。
シャワーヘッドがミストによる洗浄を行いながら、同時に吸引も行います。そのためベッドや衣類を濡らすことなく洗浄効果が得られます。
また、本体から直接適温のお湯と専用の弱酸性ボディソープが出ます。
小さなボディの中に、洗浄用の水のタンクと洗浄後の水を回収するタンク、ボディソープタンクを収納。色々なものを外付けする必要がありません。上記の写真に、電源コードが付くくらいです。
本体重量も5.5㎏と軽量。
毎日入浴を提供することが難しい施設で、気軽に洗身を行うことができます。
また、1人で使用できるため、ご自宅での活用も見込めます。
職員も体験しました。
水が肌から滴ることもなく、それでいて「しっかりと洗えた」という実感が残ります。
お一人の全身を洗体した場合の所要時間の目安は約10分。
使用する水の量も、ミストなので概ね1ℓ前後だそうです。
社長も自ら実演。
水性マーカーがみるみるきれいになっていきます。
先進的で、とても優れた介護機器となることを感じました。
正式な発売は来年の春頃になる見通しですが、年明けからでもつつじ苑ではモニターとしての協力ができればと考えております。
※実演に使用した機器は旧モデルです。