続・バナナ成長記
千葉の露地でまさかの結果に‼
Webサイトが新しくなったにもかかわらず、更新が滞ってしまい申し訳ありません。
約1年ぶりの新記事となります。
さて、久しぶりの記事はバナナのその後についてにいたします。
昨年の冬は無事に越すことができました。
7/21の様子。
昨年出てきた新しい株も順調に育っています。
とにかく越冬できてよかったねと、皆が思っていた矢先、
なんと…
花が咲きました‼
8/1の出来事です。
温室でもビニールハウスでもない、千葉の露地のバナナが花を咲かせることができるなんて、誰も予想していませんでした。
しかし、ことはそう順調には進みません。
8/16、台風が迫ってきました。
介護職員室の軒先に営巣しているキジバトも心配してくれているのでしょうか。
せっかく大きく育っている株が倒れずに耐えられるだろうか……、と。
翌日。
夏なのに富士山も望める快晴。
バナナの株も持ちこたえてくれました。
花びらが落ちて、実が育ってきています。
キジバトも変わらず。
9/14。
かなり中身も詰まってきている様子。
太陽に向かって反り返りつつ成長しています。
9/26。
約束の刻がきました。
収穫します。
とりあえず、小さな苗から育った露地のバナナが収穫できた、それだけでも快挙ではないでしょうか?
木ではなく、草であるバナナ。
収穫した株にはもう実はならないため、切り倒しました。
瑞々しい切り口からは、今まで吸い上げていたであろう水分がしたたり落ちてきます。
ちなみに肌に付くとベタつくので、甘いかもと想像してちょっと口に含んでみましたが、青臭い味でした。
いちばん大きく育っている最初の株は残っています。
さて、収穫したバナナです。
熟すことに一縷の望みをかけ、室温が安定している事務所で様子を見ることに。
熟成を促すために、ビニールで覆い、リンゴを一緒に入れました。
収穫に至るまでの世話と、この段ボールやリンゴの工夫は、髙橋課長を主とした看護課が多大な努力を払ってくれています。
9/28。
明らかに熟成してきています‼
10/1。
房の重みでバナナが茎から落ちそうになっていましたので、実と味を確認してみます。
8㎝ほどと小ぶりですが、甘みがあり青臭さもなく、立派なバナナでした‼
では、ご利用者と一緒に楽しむのがつつじ苑です。
皆さんにも振舞いましょう。
味見程度の量しか採れませんでしたが、皆さんとても美味しそうに召し上がっていらっしゃいました。
つつじ苑で採れたバナナということに驚く方もいれば半信半疑な方もいて、その反応の違いも楽しさのひとつです。
もちろんつつじ苑の管理栄養士も試食して、美味しさと安全性にはお墨付きをもらっています。
千葉県の露地でバナナが収穫できて、さらに食べることもできたって、けっこうなニュースなのでは?
厳しい暑さがいつまでも続いた影響もかなりありました。
バナナにとっては快適だったのでしょう。