お知らせ

つつじ苑の仲間たち・虫やら鳥やら

認知症ケアに活かす自然観察の視点

2025年9月2日の出勤時。
またもやこの時期には珍しく富士山が見えました。
刈り取りが終わった田んぼから秋の清々しい空気を感じますが、実際はうだるような残暑です。
撮影しているスマホの画面が曇ってくるくらいの湿度なのに、富士山のシルエットが見える違和感にシャッターを切りました。

さて、その暑さや寒さの対策のため、つつじ苑の正面玄関にはエアカーテンを設置しました。
玄関を入ると……

上部に設置されています。

空気を噴き出すことにより、外気をそれなりに遮断できます。
ただ、空調効果はないために、「今までよりはマシ」という程度です。
玄関の暑さ・寒さ対策はつつじ苑の課題と捉えております。

もうひとつの効果として、防虫対策が期待できます。
実際にダンゴムシなどは空気の壁に遮られ、中に入ってこられない様子を確認しております。
なので今までよりはつつじ苑に訪れる小さな訪問者は少し減ると思います。

それでもちょこちょこ姿を見せてくれますので、いつも通りご紹介いたします。
例によって虫などの画像がありますので、苦手な方はご注意ください。
サムネイル画像に使っちゃってますが。

先ずは玄関先。
先ほどのエアカーテンの外からの写真、入り口をよく見てみますと…

ひっくり返って困っているお方が。

コクワガタです。
8月23日の夏の終わり。
多くの甲虫は命を終える時期ですが、コクワガタは冬を越せます。
まだまだ頑張っていただきましょう。

少し日付けは遡り7月6日。
本館の中庭の網戸にウスバカゲロウがとまっていました。

ということは、近くにアリジゴクがいるかもしれません。
常に乾いた砂地がつつじ周辺にないか、暇をみては探していますが、今のところ見つけられていません。

6月17日には、いつものニホントカゲの子どもです。

ベージュ色の廊下では、かえって目立つ体色です。

以前の記事でご紹介しているアカハラは、毎年中庭で越冬しています。

冬が来るたびに気がつくとちょろちょろしており、姿を見かけるとほっとします。
中庭だけで安全に過ごしているのかと思いきや、本館と新館の間の畑にも足を延ばしていました。

小さくて申し訳ありません。
よければ以前の記事もご覧ください。
無断宿泊? つつじ苑の仲間たち・アカハラ|社会福祉法人さつき会

上記、アカハラの奥の建物の軒下のパイプに営巣しているのがキジバト。
こちらもつがいでつつじ周辺を利用しています。

8月28日はにゃんこも来てました。
近所の飼い猫なのかガチ野良なのか不明ですが、時々敷地内を歩いています。
数匹を確認していますが、なかなかタイミングよく写真に収めることが難しい。
今回は距離があったので、落ち着いているところを撮影できました。

一部界隈で「三枝」の愛称で呼ばれているにゃんこです。

生き物を通してなど、自然に関心を向けることは介護にとっても有益であると言われています。
以前のこの記事でも触れております。
やっぱり縁(へり)が面白い♪ つつじ苑の仲間たち・ミノムシ|社会福祉法人さつき会

「自然観察×認知症ケア」の研究が進んでおります。
6月18日につつじ苑で開催したオレンジカフェも、自然観察指導員の資格を取得した職員がこのテーマで行いました。

千葉県でも介護業界への浸透を図るべく、積極的に自然観察会を行っています。
今年度は認知症介護指導者の大会も千葉県での開催回となるため、下記の内容で企画しております。



前例のない非常に攻めた内容です。
なぜ自然観察と認知症ケアなのか、参加すればわかるし体感できる、目から鱗の1日となります。
興味がある方は、ぜひご応募ください。

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